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山形建築組合

ごあいさつ

部長 安孫子 正樹
山形建築組合
会長安孫子 正樹

皆様には、平素より山形建築組合の活動に多大なご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび、理事会でのご推挙そして総会では皆様方よりご承認をいただき会長に就任いたしました。理事そして青年部長を10年以上勤めさせていただきましたが、責任の重さを痛感しております。浅学非才ではありますが、全力を挙げて職務に邁進する所存でありますので、皆様方のご指導ご支援を心からお願い申し上げます。

山形県では昨年度より『やまがた健康住宅』認証制度を設けました。これは「最も寒い時期でも室温が10℃を下回らない住宅」を定義に掲げており、寒い脱衣所と温かい湯船の温度差により引き起こされる健康被害「ヒートショック」対策などが目的とし、外壁に関する断熱性指標など複数の基準を満たした場合に認証する制度になります。山形県庄内保健所の調べによると「住宅内のヒートショックによる死亡者数は県内で200名以上と推測され、県内で発生する交通事故死の4倍となっている」と発表しております。これは北海道や他の東北5県と比べても非常に高い数字です。つまりヒートショックの原因はあくまで『室内の温度差』であり、雪国特有の環境の厳しさからくる『寒さ』ではないのです。それだけ山形県内にある住宅の室内環境が良くないことがわかるかと思いますし、これは住宅を提供する側が考えなければならない問題と捉えることもできます。これからの住宅は環境に配慮した省エネ性の高い住宅や安全性の高い耐震住宅も大事と思いますが『県民(施主)の健康の確保』というのも、これからの家づくりに必要ではないかと思います。

我々山形建築組合は、組合員の高断熱省エネ住宅の普及にむけて、国や県の支援策や事業等の講習会、情報発信を積極的に実施してまいりたいと思います。

今年一年が組合員の皆様にとってご健勝で労働災害の無い、そして景気の更なる回復を祈念しまして、就任挨拶と致します。

組合員名簿 正会員・賛助会員・青年部
建築業を営む者で
山形一円に在住するものをもって組織する。
(山形市、上山市、天童市、山辺町、中山町)
山形県住宅情報総合サイト タテッカーナ 山形県地球温暖化 防止活動推進センター NPO法人環境ネットやまがた