平素より山形建築組合の活動に多大なご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび理事会でのご推挙と総会でのご承認をいただき、会長に就任いたしました。
安孫子前会長をはじめ、役員の皆様がこれまで積み重ねてこられたご尽力に深く感謝申し上げるとともに、その歩みをしっかりと引き継ぎ、組合のさらなる発展に全力で尽力してまいる所存です。
昨今、建築資材の価格高騰・人材不足・関連法制の厳格化など、私たちの仕事を取り巻く環境は急速かつ顕著に変化しています。全国的に業界の市場規模が縮小傾向にある中、県内の市場特性や生産形態の特性を踏まえ、山形の建築・建築業界の強みや地域性をいかに活かして対応できるかが、今後の大きな鍵になると考えております。
一例として、住宅の高断熱化が挙げられます。かつては北海道から南下するトレンドの中で山形への普及が最も遅いとされてきましたが、近年は業界トップランナーの皆様の働きかけや県の補助制度により、急速に浸透しつつあることを実感しています。しかしながら、特に年配の住まい手の方々の間では、高断熱化に対する価値認識がいまだ十分でない面も感じております。また、山形県は多世代同居率が全国でも突出して高く、既存住宅の改修や建て直しによる同居計画も多い状況です。その際の世代間の価値観の調整、高断熱化に向けた技術向上、コスト調整、法制への対応など、こうした問題は今後ますます複雑化していくと予想されます。
これらの課題は、個人で解決できるものではありません。組合員同士の交流はもとより、左官・木材など他の組合・業界団体との情報交換や活発な議論を通じて、山形の地域性に根ざした建築を再発見・再構築していきたいと考えております。そしてその流れの中で、組合員一人ひとりの日々の研鑽が地域の市場に広くアピールできるよう、ともに努力してまいりましょう。
引き続き皆様のご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。